福田印刷工業株式会社
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この危機的状況を乗り切り、変わるために
取締役
神戸事業部長 渡邉恭太

 売上が落込むという大きな要因は、二度にわたる緊急事態宣言によって経済活動が停滞し、各種イベントが無くなったり、お客様が出社しなくなったりという、新型コロナ感染拡大の影響が大きいと考えます。新年度に入ってからも3回目の(東京に至っては4回目)緊急事態宣言が発出され、まだまだ社会生活に大きな影響を与えています。そして、これらの経済活動の制限は業種や職種に対して明暗を分けたり、分断を強いたりしています。このような中で、我々印刷業はどうなのかというと、主要顧客の業種によって左右されるところが大きく、当社においては非常に厳しい結果になっているのが現状と言えます。
 もともと我々の「紙にインキをつけて情報媒体をつくる」という生業が、デジタル化という大逆風の流れに飲み込まれようとしている最中のコロナ禍は、まさに「泣き面に蜂」状態です。とても「コロナが終息すれば元通りに…」どころか、デジタル化の急加速が止まらない状態になると思っています。実際我々自身も、リモート会議やテレワーク、Web入稿・校正などコロナ前からは想像できないくらいその波に飲み込まれている実感があります。そしてこの波は避けようがなく、これに如何に乗れるかに掛かっていると思います。ただし、このことは決して逆風というとらえ方ではなく、やり方次第で逆風を順風に変えられると考えています。デジタル化を自分の仕事、今ある仕事にどのように取り込んでいけるか?を常に意識して行動していくことが非常に大切です。さらにそれにはスピードが求められ、早く動く必要があります。早くしないと、逆風は逆風のままで終わってしまい、最終的には順風にはできないと思います。また、同時に社員一人ひとりが仕事への向き合い方を見直すことから始めることも大切です。「今までこうしてきたから…」とか「何も考えないで、ルーチンワークで今まで通り仕事をまわす」とかそういったことを見直すこと、考え直すことが重要です。今までどおりに仕事をするのは一番負荷が無く楽なことはみんな解っています。誰でも楽な方を選ぶのは自然なことです。しかし、今はそれでは先が無い状況になることを認識しましょう。一人ひとりが、今当社にとって何が一番重要か、何をすれば順風に持っていけるかを考えながら仕事をすることです。もっと簡単にわかりやすく言うと、売上を上げるために何をするのか?コストを下げるため、無駄を減らすために何をするのか? を社員全員一人ひとりがよく考えて仕事をしましょう。そして行動するのは自分だという意識を持ちましょう。売上を上げるのは営業、コストダウンは現場などといった考え方だけではなく、もっと広い視点を持って、みんなが関わって会社を変革していくという意識を持ちましょう。
 考えて、工夫して、仕事を変革するのは大変なことです。しかし今はそれしか無いのです。みんなで苦労をする時です。ぜひ皆様の理解と実行をお願いします。

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