福田印刷工業株式会社
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祭りに行こう!!
リレートーク
製造管理部 係長 椎名紀之

 神戸では、私の趣味が魚釣りであることは明白です。電車で30分ほどにあるポートアイランドや垂水漁港などに、頻繁に出掛けています。時には、淡路島などにも遠征することもあります。仕事が終わってから魚釣りに出掛けることもあり、リアルの『釣りバカ日誌』と言える状態です。夏には日焼けで黒くなりすぎて、協力会社や仕入れ先の人達からも焦げていると表現されています。そんな私には、魚釣りと同様に大好きな趣味が他にもあります。

 それが祭りで神輿を担ぐことです。関西では祇園祭、天神祭、岸和田だんじり祭など、地車を曳くのが一般的です。対して、関東では神輿を担ぐのが一般的です。そして東京の祭りと言えば、神田祭や三社祭を思い出される方がほとんどだと思います。しかし、ここでは私が神輿を担いできた鳥越祭について紹介したいと思います。鳥越神社は東京都台東区にあり、日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀る651年に建てられたとても歴史のある神社です。鳥越祭の神輿は関東最大級で、その重量は4トン近くもあり(一般的な乗用車の重量が2トンぐらい)、別名『千貫神輿』と呼ばれています。そんな重い神輿なのに担ぎ棒が短く太いのが特徴です。これは、この地域の道路が狭く、角を曲がれるように短くなったとも言われています。担ぎ棒が短いために一度に担げる人数が限られ、一人当たりの肩に掛かる重量はかなりのものです。また担ぎ棒の争奪戦が至る所で繰り広げられており、鳥越祭は通称『江戸の喧嘩祭り』と呼ばれ、その荒っぽさや迫力には度肝を抜かれることは間違いありません。実際、神輿を担いだ肩は赤く腫れあがり、顔や腕はすり傷などで流血していることが殆どです。時には、強い繊維で作られている半纏の袖が引っ張られて千切れることもあります。神輿が通り過ぎたあとには、脱げた足袋や草履、ほどけた帯やハチマキなどが散乱しています。早朝の6時30分から、氏子23町会を終日練った神輿は、あたりが暗くなるころ鳥越神社の近くまで戻ってきます。手古舞の女性、木やり歌の先導に導かれ、神社を目指して進んできます。神輿の周囲に吊るされた40個の細提灯に明かりが灯され、神輿が揺れるたびに提灯もゆらゆらと揺れ、暗闇の中に神輿がくっきりと浮かび上がります。また神社までの参道には氏子23町会の高張り提灯がびっしり並び、神社を目指して進んでくる神輿を迎えます。その提灯に照らされた鳳凰がキラキラと輝き、勇壮で幻想的な光景に多くの人が魅了されます。この宮入が鳥越祭の一番の見せ場であるため、別の町会の担ぎ手が乱入し喧嘩になります。更に有終の美を飾るために、同じ町内会同士でも担ぎ棒の奪い合いが繰り返されます。そのため非常に危険な状態になり、神輿の周囲は多くの警察官で囲まれるほどです。現在、コロナの影響によって、日本全国で多くの祭りが中止になっています。コロナが収束した際は、密状態の神輿を担いではっちゃけたいと思っています。皆さんにも祭りに足を運んでいただき、少しでも神輿の楽しさを感じて貰えたらと思っています。

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